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農福連携(障碍者雇用)

9月29日に、久保さんと齋藤さんが
株式会社 ファーマーズ・マーケット】を訪問し、意見交換されたので、下記に報告します。
●ファーマーズ・マーケットは、療養費請求代行、リラクゼーション・サロン運営、治療院経営コンサルティング業を営む株式会社メディクスのグループ子会社で、創業者の金地辰旺氏の農業に対する強い思い入れと、障碍者雇用の視点から設立した会社です。
「障碍者雇用促進法」により、企業に対し障碍者雇用比率の遵守が要請されていますが、農業という収益性が低いとされている事業において、障碍者雇用で無農薬野菜を中心とした農業を実現する、「農福連携」の新しいビジネスモデルを開発し、企業に提供しています。
 各企業からの出向を受け入れ、受託という形で知的障碍者を集め、障碍者だけで運営する野菜農場を千葉市下田町で展開し、極めて高い収益性を確保し、黒字経営を実現、農場の規模も急速に拡大させています。
「高年齢者雇用」とともに、今後も企業に障碍者雇用が要請される状況にあって、将来的に企業が福祉政策の一環として、自社農場部門を設立するまでの経営サポートを展望しています。
●障碍者が従事するのに適した職場環境や研修体制の整備や、バイオ・テクノロジーを駆使した効率的な生産技術の導入により“儲かる農業”を志向するとともに、知的障碍者の特性を活かし、障碍者自身が働く喜びを実感し、生き生きとした職場づくりを実現しています。
●ビジネスとして、企業に積極的な障碍者雇用を促す仕組みづくりについて、今後、我々の定例会での講演も依頼することにしたいと思います。