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アルペなんみんセンター

12月1日にスタディツアーとして鎌倉アルペなんみんセンターの見学に行ってまいりました。

PGメンバー10名が参加いたしました。

 

アルペなんみんセンターは2020年4月から日本に滞在中の難民の方々に宿泊施設、食事を始めとした様々な支援を提供しています。施設は緑豊かな鎌倉の広い敷地の中に建っています。

 

まずはじめに敷地内の畑を見学、その後建物の中に入りお御堂、難民の方々の居住スペース、共有の食堂、キッチン、ホールなどを見せていただきました。

最後に今年から難民の方々と一緒に住んで調理を担当されているシスター津田のお話とミャンマーからの難民のMさんのお話を伺いました。お二人のお話から日本に来た難民の方々の厳しく困難な現実を知らされました。

 

以下、参加されたPGメンバーの感想です。

 

・日本国の難民受け入れ政策の無能ぶりに衝撃。人道的に見ても許せない。(Nさん)

・日本の難民政策の後進性となんみんセンター有川事務局長の熱意の差をつくづく感じました。(Sさん)

・日本における難民の実情をひとりでも多くに方に知っていただきたいと思います。私達にできること一緒に考えましょう。(Fさん)

・祖国には帰れない、日本国にも受け入れられない、その理由も知らされない。移動も制限される、そしてひたすら待ち続ける、そこに人としての権利は認められているのか?(Kさん)

 

・実情を知り検索してみました。

https://www.amnesty.or.jp/human-rights/topic/refugee_and_migrant/

https://www.amnesty.or.jp/human-rights/topic/refugee_in_japan/

その中での「日本の難民・移民」では、人権の視点の欠如として出入国在留管理庁(入管庁)という行政職員に、警察官、検察官、裁判官、刑務官の役割が一手に委ねられており、「人権」へのチェック機能が働かない。(Mさん)

・難民対策の立ち遅れは、多くの日本人の根深い「純血主義」が根底にあります。しかし人口減少社会を迎え、外国人労働者の受け入れ緩和など国の対応と国民意識が変わりつつあります。この問題を広く発信すること、難民と地域団体との交流を深める取り組みなどで、ミリ単位でも前に進みたいですね。(Aさん)