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農家のお母ちゃんがレストラン経営者に

三重県松坂市の松倉敬子さんとオンラインでトーク(インタビュアーは当会の斎藤彰一さん)

 

農業が大好きで「結婚するなら農家に」と21歳で農家に嫁がれた松倉さんは、

「農業の主力を子世代に譲り、子育て終えて、“憧れだった夢に挑戦しよう!”」と、専業農家7人の女性に声をかけ、2013年、61歳でそれまでやったこともないレストラン経営を始められた。

古民家を改装した自然派レストラン「真夢農和(まむのわ)」はそんな思いがランチメニューにあふれています。新鮮な野菜の天ぷら、茶わん蒸し、卵焼き、そして、毎日こんにゃく芋から作る手作りのこんにゃくの一品、どれから食べればいいのか迷ってしまいそうなお皿が並びます。人気ランチ「まむのわランチ」は1,250円。10食限定のエビフライランチは1650円。コロナ禍前は1日70食のランチはいつも完売で、テレビにも取り上げられるようになったという。

 

斎藤さんの「いちばん印象に残るお客さまは?」の問いに、松倉さんは「愛知県から10時間かけて自転車でランチを食べにきてくださった70歳の女性です」とのこと。松倉さんもそうだが、その女性もすごい!

 

 

今回のオンライントークでは、松倉さんのお孫さん、リク君がzoomのセットや写真のアップなど傍でサポートしていて、画面越しに二人の息の合ったところは見ていてもほほえましい限りでした。リク君は松倉さんのことを、「いつも元気でなんでもどんどんやってしまうすごいお婆ちゃんです。尊敬しています」と。松倉さんのお顔がにっこりと和んでいました。