▶第1回プラチナ・ギルド アワード受賞者(2013年度)


 

特定非営利活動法人シーズ・市民活動を支える制度をつくる会 副代表理事 大澤 龍様(72歳)
「シーズ・市民活動を支える制度をつくる会」は、1998年の特定非営利 活動促進法(NPO法)成立、2001年の認定NPO法人制度の制定、2011年の制 度大改正においても、改正を市民側からリードし、19年にわたって市民活動を支える 制度づくりに取り組み、実現してきた団体である。受賞者は、法人運営のセミナーに 出席したのを機にシーズと関わる。2010年からは理事として、税制改正の内容・組 織運営・イベントの事前準備・当日運営、ボランティア・コーディネートなどで活躍。 幅広い年代がNPO活動を推進することの重要性から見ても、70代の技術系出身者 らしい動きのできる受賞者の参画はとても貴重と評価されている。

 


 

特定非営利活動法人リロード 会計担当 PC講座講師 眞形 佳代様

「リロード」は、義務就学期限を過ぎた若者、高校に進学したが中途退学し た若者、就職したが離職し家に閉じこもっている若者などが行政も含め社会の誰から もその存在を気遣ってもらえず「ひきこもり」と呼ばれるようになっている現状を支援 する活動をしている。受賞者は元教員の経験とスキルを生かし、若者に伴走的な支援 をしている。ひきこもりの若者が社会に出ていくためのPC技能検定に向けたPC教 室の講師とし、資格取得への激励と指導など現場で活動するだけでなく、現場を熟知 していればこそ可能な法人会計事務を引き受け、かけがいのない裏方の支え手として 評価されている。

 


 

NPO法人日本こどものための委員会 事務局長 渡辺 満寿雄様(58歳)

 

「日本こどものための委員会」は、こどもたちの生きる力とこころを育てる セカンドステップという教育プログラム(米国のNPO法人Committee for Childrenが作成)を普及させる活動を行っている。受賞者は、現役時代のノウハウを用いて同 委員会の組織を大きく変えた。たとえば、PDCA管理手法や経理面での予算・実績管 理を導入し、事務局だけでなく理事会からも「全体の業務進捗状況がよくわかるよう になった」と評価されている。現在、総会・理事会の運営事務・人材採用・予算作成、 広報活動など、企業でいえば、総務部、経理部、人事部、営業部、広報部をすべてカバー する職務をこなしている。